大変遅れましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年は、これまでにない時代の変化に振り回されたコロナ一色の一年間でしたね。現時点でも、外出自粛の最中、仕事、プライベートともに向き合い方を、誰しもが常に考えさせられる毎日であると思います。

コロナへの恐怖はもちろん、医療がひっ迫し危機的状況になりつつある最中、「絶対に体調を崩せない」と自身の体調の変化に過敏に、そして心配される患者様が多くなっています。

こんな時だからこそ、基本的な生活習慣で自分の身体は自分で守れるように心得てほしいです。そのためにも、体内時計を大切にした生活リズムをおすすめします。

昨年、女性鍼灸師フォーラムの学習会に参加しました。漢方内科医の貝嶋美哉子先生の講話の中で、周期的な環境に対する生体の適応機構を理解する学問(時間生物学)、生命の大切な体内時計のお話がありました。

体内時計には、主時計遺伝子と抹消時間遺伝子が存在します。朝日を浴びること、規則正しい朝食を摂取することで、この二つの遺伝子が 改めて調えられます。(夜9時以降の食事は、血糖値が上がりやすいので控えたほうがよいです。)

さて、貝嶋先生は、みなとみらい夢クリニック(不妊専門)の漢方内科医です。体内時計の狂いを調えることが、代謝異常、ホルモン異常、免疫異常、睡眠障害の治療効果アップにつながります。ですので、貝嶋先生は来院される患者様に生活リズムの改善指導を行うことも大切にされているそうです。

当院でも、施術だけでなく、基本的な生活習慣の大切さを患者様にお伝えしています。日常に少しでも、ご自宅でできるセルフケアを取り入れていくことが健康維持につながります。

さあ、それでは明日から「早寝・早起き・朝ごはん」ですね。