すっかり秋めいてきたこの頃、咲き遅れた彼岸花が綺麗に咲いています。
コロナの影響で、仕事やプライベートの状況も一変し、もともとの不調に加えて軽いうつ症状も出始めた方、夏の疲労が残り秋ばてがはじまってしまった方などなんとなくやる気、活力がなく疲労感だけが増してる患者さまが最近目立ちます。
日本人の15人に1人が罹患するといわれているうつ病も、今の世の中の現状では、誰しもが身近な病ではないでしょうか。一番の原因は過度なストレスと疲労ですが、どんな人でも人生で起こりうる可能性があります。脳の活動の変化によりおこる脳の病気です。
もちろん、鍼灸はその脳に刺激が達し、セロトニンやドーパミンなど気持ちを明るくしたりやる気を起こさせる脳内物質の分泌を高めてくれます。
そのやる気を起こす脳内伝達は、適度な運動や日光浴でも分泌量が増えることがわかっています。
そして、古代から自然界は土と草木と気候の調和がはかられている中で、特に草木はそれぞれ特有の免疫物質を分泌して、細菌(微生物)の増殖を抑制しています。(例えば松などの針葉樹は、免疫物質のフィトンチッドを放出して、害虫を防ぐ)動物も人も植物によって栄養や免疫を守ってもらい生活できているので感染症も軽くすまされてきたそうです。
ですから、日光浴しながら(特に陽気に溢れる朝日はおすすめ)草木のなかで適度に身体を動かすことは、コロナという感染症に侵されている現代人にとって、活力と幸せ脳内物質がより多く出るように誰にでもできる簡単な方法なのではないかと思います。
本日は、とても久しぶりに森林の多い公園で、身体を動かしてきました。私もさすがに、朝日を浴びながらの散歩は、ハードルたかいですね。