お月見の十五夜、十三夜も過ぎ去り秋らしいこの頃です。

今年の夏は、コロナ感染が身近に迫った日々だったように感じています。

当院も、感染された方、又、濃厚接触者となった方などいらっしゃいました。

コロナ渦としては、今春まではコロナワクチン後遺症と思われる方が来院されていましたが、夏以降はコロナ後遺症の方が増えてきているように感じています。

そう感じたのも、日々の臨床の中で療養期間を終えても様々な症状を訴える患者様を通して、やはり後遺症なのだと明確に自覚できましたのは、

先日、コロナ後遺症外来をされている平畑先生(ヒラハタクリニック)の「コロナ後遺症治療における鍼灸の重要性性」の講習会に参加したからです。

感染して2か月間は、安静に!働けなくなる可能性のある病気という認識を!

絶対に無理をしない、させないことと強調されてました。

まだまだ、医療界でも認識が薄いので、職場、家庭はより理解、認知されていないので、本人は精神的にも苦痛を伴う状況になりやすいそうです。最悪は自死するケースもあるとか・・・

後遺症で一番多い順に、倦怠感、気分の落ち込み、思考力の低下、頭痛、息苦しさ、不眠、身体の痛み、動悸、食欲不振、発熱、咳、脱毛、臭覚障害、味覚障害、等

一旦、症状が軽減しても無理をすると、悪化することもあるようです。

確かに、当院にも療養期間を終えて、まだ、疲労感はじめほかの症状が残っているにもかかわらず、仕事に戻って無理をして持病までも悪化してしまった方もいらっしゃいました。

休職したり、転職を考えずにはいられない方もいましたから・・・

平畑先生は、漢方薬の処方を中心に鍼灸治療も積極的に取り入れてらっしゃるようです。

漢方や鍼灸以外の治療法としては、上咽頭擦過療法、鼻うがい、呼吸リハビリ、酸素療法、BCAA・亜鉛(サプリ)などもお話されてました。

その中でも、生理食塩水での鼻うがいをおすすめされてました。本人が、すぐに手軽に自宅でできることですものね!私もそう思います!感染して48時間以内に鼻うがいをすると感染率が軽減する論文もあるようです。日頃から、毎日鼻うがいをされている方は、確かにお元気ですね。

感染後ご自身で心当たりのある方、身近にこのような症状をお持ちの方がおりましたら、理解してあげ、くれぐれも無理をしないようにお伝えしてほしいです。命より大切なものはないと思いますから。